安壇美緒 著
集英社 刊
全日本音楽著作権連盟職員の橘は、元チェロ奏者。
ある事件をきっかけにチェロを弾くことが出来なくなった。そんな橘が著作権侵害の証拠を掴むため、音楽教室に生徒として潜入するよう命じられる。いわばスパイだ。
音楽教室は著作権を侵害しているのか?橘は、うまく潜入し証拠を掴むことが出来るのか?また、12年のブランクを経てチェロを奏でることができるのか…。
ハラハラしつつも、チェロの重厚な音色が聴こえてくる、心温まる一冊。
2023年本屋大賞第2位
2023年青少年読書感想文全国コンクール課題図書