江國香織 著
山本容子 銅版画
偕成社 刊
ある寒い冬の日、降りしきる雪と共に空から舞い降りてきた、野生の雪だるまの雪子ちゃん。
山のふもとの小さな村で、人間や動物たちと一緒に仲良く暮らしています。雪深いその村には静かでゆったりとした時間が流れていて、まるで別世界にいるかのようです。
美しい雪景色の中で、のびのびと生きる雪子ちゃんが無邪気で可愛らしく、読み終えた後はきっと心が洗われたような気持ちになるでしょう。
雪が降るのが楽しみで仕方がなかった、子どもの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる本です。